糖尿病罹患者による排尿が浄化槽に与える影響

糖尿病罹患者による尿からは、24時間あたり60〜100gのグルコースが排出される。グルコースのThODが1.066で、BOD5の実測値が60%であると報告されているので、グルコース1gあたりBOD5は約0.64gとなる。L/mgで表すと約640,000mg/Lとなるでゴザル!



糖尿病罹患者が適切な治療を受けない場合、もしくは2014年から認可されたSGLT2阻害薬を服用している場合は、上記のように尿中に24時間あたり60〜100gのグルコースが排出されると想定される。仮に80g/日排出されるとするとBOD5では約51gとなる。なお、この数字はグルコースのみの理論値であるが、過去の文献では重度の糖尿病罹患者の尿(グルコースや尿素等含む)のBODは約90g/日と測定した物もある。

このように、糖尿病罹患者の排尿は浄化槽からみても高負荷となる。またBOD/N/Pのバランスも悪くなるなることから、異常発酵がみられる現場もある。


2022.5 執筆中

浄化槽侍JokerSOWによる小型合併浄化槽 透視度改善BLOG

浄化槽侍Joker SOWによる浄化槽透視度 改善BLOGでゴザル! 皆さんのお困り事や改善方法を教えて下さい。

0コメント

  • 1000 / 1000